中国地域CB/SB推進協議会

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特定非営利活動法人Mブリッジ

〜まちづくり型カルチャースクールで賑わいを〜

特定非営利活動法人Mブリッジ(三重県松阪市)

街づくり・観光・農業体験等の分野で地域活性化のための人づくり・仕組みづくりに取り組むもの

地域活性化・まちづくり


特徴・ポイント

・設備投資が少なくてすむカルチャースクールを空き店舗で展開
・公募した講師が、自分で講座を設計し、生徒集めも実施。独立を目指す講師もサポート
・商店街や地域の祭りとも連携することで街の活性化にも貢献

事業概要

商店街の空き店舗を活用し、そこにカルチャースクールを開設。人が集まる場をつくることで、そこに賑わいを作り出すことを目指している。講師を公募し、その講師自らも生徒を集めることに取り組み、自立型の活動を展開する。またダンスの講座などは、地域の祭りに参加することで活性化に貢献するなど、まちづくり型のカルチャースクールとして注目される。

空き店舗の活用方法として最良だったのがカルチャースクール

松阪市の駅前にある商店街、そこにMブリッジが経営するカルチャースクールがある。もともとは賑わっていた商店街の中にある近代的なビルだった。ところが段々と老朽化するにつれて、廃れてきてしまった。そうすると、特に2階や3階はテナントが入らなくなってしまう。ここを市民の力で何とかしたいと考えたのが、事業を始めるきっかけだった。
そのような環境と立地であったため、とにかく設備投資がいらない事業を考えた。装飾や機材などに過大な費用を投入しなくとも実施できる事業として、カルチャースクールが最適ではないかという考えに行き着いた。カルチャースクールを作れば、そこに人が集まり、街にも賑わいが出てくるはずだ。商店街の人達も、運営の協力などを、積極的に申し出てくれた。

コミュニティだからこそできる講座を

カルチャースクールの講師はすべて公募で集めた。プロの講師ばかりではなく、「自分は漬け物のつけかたが上手なので、それを教えたい」というものでよいということを伝えながら、一般の市民も講師になれることを伝え、募集していった。そうしたら130人以上もの人が手をあげてくれた。
生徒数は20〜30人くらいの大きなものから、4、5人という小規模なものまでバラエティに富んでいる。「このような少人数の講座には、マニアックなものが多く、面白いですよ」と理事長の米山さんは言う。例えば、ピーターラビット好きが集まって、ピーターラビットの物語の原文を使用し、英語を学びながら読むという講座などもあるそうだ。生徒数が集まりやすい内容を選定していくほうが収益は上がるが、今はそれよりもむしろコミュニティビジネスとしてしかできないような内容の講座を充実させたいと考えている。市民講師を増やし、育む仕掛けを上手に行えば、講師希望者はドンドン増えることが解った。市民講師と受講生のマッチングやニーズ把握をキッチリ行なえば、収益確保も可能である。
今現在は45講座を展開しており、一週間でのべ300名の生徒が通ってくる。それだけでもかなり街の活性化につながっている。商店街の各店舗でチラシを作ってもらうことを促しそれをスクールにおいておけば、帰りに多くの人達が買い物をしていってくれるようになる。このように新規の来街者を商店へ導くことも実施している。


ダンス教室で汗を流す受講者

講師の独立で、まちづくりにさらに貢献

Mブリッジが展開するカルチャースクールでは、講師をチャレンジする人が、自分で料金と生徒の定員を決め、生徒集めを自分でもやっている。自分ですべてを行なうことで、講師の自立心も高まってくる。キャッチコピーなどもすべて自分で考えてもらうようにすることで、「自分が事業をしている」という意識が講師にも芽生えてくる。ここで講座を開講した人が独立し、他の空き店舗をご自分で借り上げ、新しく教室を開くなどの実績も出てきている。そのような教室が次々と出てきてくれれば、空き店舗対策の一助となるだろう。さらには、ダンスの講座で学んだ生徒が、地域の祭りに参加してダンスを披露するなど、まちづくりへの貢献は、空き店舗対策だけに留まらない。
「大人の男の外見力レッスン」「スポーツ吹矢」「親子こづかい教室」など、大手のカルチャースクールでは、なかなかお目にかかれないような講座が多数あるのも、大きな魅力のひとつである。

事業者からのメッセージ

この事業の特徴は「どの街でもすぐ活用できる」ことにあります。その主な理由は7つです。
(1)市街地活性化や空き店舗の課題は共通であること 
(2)コストをかけなくてよいこと 
(3)リスクも少ないこと 
(4)この事業を他の地域に移転しても講座内容や講師には地域性の特徴を出す方法があるため、その街のオリジナリティが保たれること 
(5)永続的に続くシステムであること 
(6)市民のまちづくり参画の意識が高まること 
(7)続けることでさらに空き店舗が減り、祭りの出演者が増える効果があること 
の7つです。

その裏技やコツをお伝えする「事業移転プログラム」を整えている最中ですので、ご興味ある行政、まちづくり関係者の皆様はお気軽にお問合せください。皆さんのまちづくりを応援します!



団体概要

団体名:特定非営利活動法人Mブリッジ 理事長 米山 哲司
住 所:三重県松阪市
HPアドレス http://m-bridge.jp

経済産業省発行「ソーシャルビジネス55選」引用