中国地域CB/SB推進協議会

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株式会社四万十ドラマ

〜四万十ドラマのものづくり・人づくり〜

株式会社四万十ドラマ(高知県高岡郡四万十町)

街づくり・観光・農業体験等の分野で地域活性化のための人づくり・仕組みづくりに取り組むもの

地域産業振興


特徴・ポイント

・ぶれないコンセプト「四万十川に負担をかけないものづくり」
・「背景」「取り組み」「生産者」に物語性のある商品開発
・畦地氏のリーダーシップと農・商・工・官・マスコミとのネットワーク

事業概要

四万十川、及び、四万十川流域にある素材を活用した事業に取り組む。主な事業としては、四万十川に負担をかけないものづくりをコンセプトとした産物販売・商品開発、ネットワーク会員制度【RIVER】、四万十川を体験する「自然の学校」、出版「水」、道の駅「四万十とおわ」の運営があり、これら事業を通した地域おこし・人材育成にも取り組んでいる。

四万十川から人の生き方を考える

「全ては人との出会い」と畦地さんは言う。農協職員だった頃に出会ったデザイナーに、「今、ここにあるいいものを見ていない」と指摘された。その方経由でいろんな人と出会った。高知にいながらグローバルなことをやっている人。とことん地域を楽しんでいる人。世界観の違うものを見たら、「こらいかんな」と思った。その頃、四万十ドラマを知った。そういうことができそうだと思った。商品開発や人材育成など。全てをゼロから楽しみながら。
四万十ドラマの最初の転機は「四万十ひのき風呂」と「水の本」。ひのき風呂は廃材を使った二次加工品。単純なローテク商品だったが、1発目から12万枚売れた。ものの考え方、つまり、「環境・ローテク・手作り」が価値を生むことがわかった。水の本の企画には1年かけた。水というのは人の生き方の重要な部分。水の大切さを、水というテーマで、時代をとらえている」と思う方に原稿をお願いした。ネットワークは全くない。「四万十川から人の生き方をちゃんと考えたい」。そんな手紙を書いて50人に出し、そのうち18人の方に書いていただいた。最初に原稿がきたのはイラストレーターの黒田征太郎さん。原画が来た。岡林信彦さんの原稿はFAXでカタカタとやって来た。そういう方たちの考えている方向がわかった。誰もできなかった事をやっている感覚があった。水の本が四万十ドラマの教科書と畦地さんは言う。


四万十ひのき風呂

四万十川に負担をかけないものづくり

四万十川に負担をかけないものづくり。四万十川の商品は新聞紙で包むのが四万十川らしい。ビニール袋の削減にもなる。そうして生まれたのが「四万十川新聞バッグ」。究極のエコバッグとしてニュースでも取り上げられた。


ローカル ローテク ローインパクト

物語性のある商品開発

四万十川は大きなブランド。四万十川という名前をつけて商品開発している会社は多いが本物はあるのか? 「背景」「取組」「生産者」に物語がなくてはならないのではないか?商品を売るときは必ず企画書を作る。背景を語れ、ということだと畦地さんは言う。「ぼくらは生産者と繋がっていることが強み。これが今でも考え方の基になっている」
背景を持つ商品の代表が「四万十のお茶」と「四万十の栗」だ。
お茶は静岡に卸すのではなく、「四万十のお茶」として売る。広井茶生産組合とタイアップ。なるべく農薬も減らしていこうと考えた。生産農家60人中20〜30人位が今では農薬もかけなくなった。栗もしかり。ピーク時は年間500〜600トン。それが10分の1に落ち込んでいる。しかし、四万十の栗は大きくて甘いという評価が高い。今後、また、100トンに再生しようという動きがある。「栽培体制を作らないといけないと思っている」と畦地さんは言う。

大きくなったら四万十ドラマで働きたい

道の駅は10人中9人から止めておけと言われた。リサーチでは大赤字だったからだ。しかし、我々にとっては、「見せる場」を持てるし、人の雇用ができる。若者に「地域に帰って来たい」と思わせる核となる施設だ。卸ばかりだと利益を取れないし、我々にとって最後のチャンスと思った。コンセプトは「ここしかないもの」。四万十川をきちんと見られる道の駅はうち。四万十川の景観が見られるように建物を作るところにも入って意見を言った。オープンまでの2年をかけてオリジナル商品20数点を開発した。オープン初日2,3キロの渋滞になった。リサーチでは年間6万人前後だったが初年度12万人。次年度15万人。道の駅事業部には、地元の人は当然ながら、Iターンの人を採用し、外からの視点を入れた。道の駅はもうまわる。
今後は生産にも取り組みたい。自ら作り、それを売る仕組を作りたい。四万十川という名前を使うからにはちゃんとしたものを作っていきたい。四万十川に失礼のないように。
「大きくなったら四万十ドラマで働きたいという若者を作りたい」と畦地さんは言う。

団体概要

団体名:株式会社四万十ドラマ 代表取締役 畦地 履正
住 所:高知県高岡郡四万十町
HPアドレス http://www.shimanto-tennen.com

経済産業省発行「ソーシャルビジネス55選」引用