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特定非営利活動法人宮崎文化本舗

〜映画を通じた文化振興と
事務局事業による地域貢献〜

特定非営利活動法人宮崎文化本舗(宮崎県宮崎市)

街づくり・観光・農業体験等の分野で地域活性化のための人づくり・仕組みづくりに取り組むもの

地域活性化・まちづくり


特徴・ポイント

・自らの強みを活かした事務局代行事業による収益確保
・幅広いネットワークを活用した集客・提案機能
・複数の関係者間の間に入ってのコーディネーション機能

事業概要

映画を中心とした芸術文化のまちづくりと、市民活動団体の事務局代行事業を実施。事務局代行機能では、映画祭のノウハウを元に集客、チケット販売管理、マスコミへの対応、名義後援や協賛の依頼、広報活動、関係機関との調整といった幅広い業務に対応。

映画を通じた文化振興を

元々は市民ボランティアを中心に映画祭を実施していたメンバーが中心となって設立。法人化するにあたっては事業化を如何にするかが課題であった。そこで映画祭時代に培ったノウハウを事務局代行機能として提供することで収益を確保する道を選ぶ。

強みを活かした事務局代行で収益確保

映画館事業単独では収益の確保が難しいと判断し、事務局代行機能を提供するようになる。
最初の案件は、歯科医師グループが障がい者のコンサートを実施したい、その活動の事務局代行をしてほしいということであった。会場やチケットの販売、集客、宣伝、当日の司会進行のノウハウを提供したところイベントは大成功。さらに価格体系も月2000円の格安料金で、仮に利益が捻出されれば折半という一部成功報酬体系にしていたところ、大きな収益となる。これをきっかけに多くの市民団体や個人からの事務局代行が依頼されるようになり、映画事業の収益を確保できるようになる。
また引き受ける事務局代行も何でも全てをやるわけではなく、地域の活性化に繋がり、営利第一義的でない団体という形で制約を設けることで活動の健全性を維持している。


宮崎文化本舗の事業モデル

1万5千人を集めるアイデアと実現力

天満橋の開通式では、1万5千人の集客に成功した。通常の開通式では自治会で渡り初めをして終了となるところを、「市民が集まるような開通式にしたい」という要望を受けて依頼がきた。当初資金が0ということだったので、それでは難しいと現実性の側面から指摘し、450万円の協賛金を捻出してもらう。それを元手に助成金を申請。イベント開催に必要な資金を確保する。また必要なボランティアや人材をこれまでのネットワークで確保。橋の開通イベントとして橋と河川敷を使って市民参加の自転車レース・天満橋サイクルフェスタなどを行った。さらに、「夜の歩行者天国」ということで開通前の車道に、キャンドルをともそうというアイデアを提供。また先着5000名に「天満ばし(わりばし)」プレゼントという企画を組み合わせ、橋の開通イベントとしては異例の1万5千人もの市民に参加していただいた。これまで事務局代行をして付き合いがある市民団体・個人、さらには行政といった幅広いネットワークにリーチできるからこそ、実現できた結果といえよう。また「思い」が先行しがちなイベントに対してきっちりと実現性の有無を判断してアドバイスする点や、複数の関係者が関与する中でのコーディネーション能力も見逃せない。


天満橋でのイベント風景

映画事業と事務局代行事業との相乗効果

事務局代行事業を通して培った幅広いネットワークは、映画事業への好循環を生んでいる。例えば環境啓発系の映画、福祉的要素がある映画・・・といった映画を上映する際にどういった団体、層に対して働きかければ入場客数の増員がはかれるかといった点が把握できたことでより効率よい運営が可能になっている。今後はこれまで培ったネットワークを元にさらに映画事業、文化振興に注力していく予定である。


団体概要

団体名:特定非営利活動法人宮崎文化本舗 代表者 石田 達也
住 所:宮崎県宮崎市
HPアドレス http://www.bunkahonpo.or.jp/

経済産業省発行「ソーシャルビジネス55選」引用