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特定非営利活動法人日本タッチ・コミュニケーション協会

〜思いを言語化し、協力者を引き寄せる

特定非営利活動法人日本タッチ・コミュニケーション協会(広島県呉市)

子育て支援・高齢者対策等の地域住民の抱える課題に取り組むもの

子育て支援


特徴・ポイント

・思いを言語化し、協力者を引き寄せる力
・宇治木代表の理念に共感する地元経営者、研究者、心理学者、医師等人脈
・探究心(ヨーガ・アーユルヴェーダ、心理学、実証データ)

事業概要

全ての方々の心と身体の両面における健康増進を目指すべく、『タッチ・コミュニケーション』(Ⓡ登録商標)の普及と啓発事業を行う。コンセプトは『安心の場づくり』だ。具体的には、社会の将来を担う子ども達の健全育成のために『ベビー&チャイルドサポートセンター』事業、年代別・目的別・メンタルヘルスケア事業、企業向け人材研修(人間関係性機能向上による成果達成プログラム)とコンサルティング、エステプログラムの開発、指導者・セラピスト養成、他。


ライフコーチングのスキーム

ストレッサーに晒されるあらゆる人を救いたい

子育て中に出会ったヨーガで心も身体も楽になるという経験をした宇治木さんは、1985年からヨーガ・アーユルヴェーダをテーマにストレスマネージメントの研究を始め、指導実績を上げてきた。中でも、産婦人科医院でベビーマッサージ指導を行うようになり、赤ちゃんにタッチする時の母親の気持ちの持ち方が、赤ちゃんのリアクションに大きく影響することが分かってきた。更に公民館事業などで、母親達と話をする機会が増えてくると、子どもの気持ちと共感するためのコミュニケーションとしてタッチを捉えてもらえれば、親子共にストレスケア効果が高まるという成果が示され、それは親子関係だけでなく、ストレッサーに晒される現代人の心身の健康に対し、年齢を問わず貢献するものであると確信するようになった。このような経緯から、ストレスケアとコミュニケーショントレーニングを一体化させた『タッチ・コミュニケーション』を開発し、心理学者や医師などの専門家と共に当NPOを設立した。

経験に基づく直感を、数値で検証

産婦人科で親子の心理学的研究を10年以上続けてきた経験から、ベビーマッサージが母親の心身の健康に良いということは直感していたが、医学的数値でも検証したいと考えていた。そこで、大学の看護学の先生と共同でベビーマッサージ前後の心拍数、血中酸素、アミラーゼ検出値の変化を調査する機会を得た。その結果、乳児、母親、そして父親もストレス度は下がり、効果を目の当たりにした。
更なる普及に取り組んだが、資金面では苦労が続いた。乳幼児虐待予防のために、ストレス度の高い人ほど受講して頂きたいが、参加して頂きやすいセミナー料金にすると、必要経費も出ない。そこで『タッチ・コミュニケーション』を商標登録して、プログラムに商標使用権を発生させ、認定収入が得られるようにした。


タッチの効果

思いを語り、協力者を得る

生後4ヶ月までの乳児学級で、乳児性湿疹など皮膚の症状を呈した赤ちゃんが年々増えており、その比率は、受講人数の3割以上になることがある。赤ちゃんに安心な保湿剤を探す母親達から、「教材用のマッサージオイルを分けて欲しい」と求められるようになった。そこで、(財)くれ産業振興センターの支援を受けながらマッサージオイルの商品化を目指すことになり、呉自社商品開発推進研究会でこの話をした。研究会の代表がゴマの焙煎機メーカーの会長であったところから、小豆島の製油会社を紹介してくださった。「赤ちゃんの皮膚が心配」という話に製油会社の工場長も共感してくださり、支援を得られることになった。思いを語ることによって、周りの企業が興味をもってくれる。長年取り組んできた点と点が線になり、今、面になってきた感じがすると宇治木さんは言う。


志を共有する仲間と支え合ってやってきた

「うちには、副業をもって関っているスタッフもいれば、助産師、保育士等の専門職のサポーターもいる。色々な立場で、『タッチ・コミュニケーション』が重要と思っているメンバー達」と宇治木さんは言う。様々な困難を抱えながらも、ここまでやって来られたのは、「0歳児からその子の一生を考えて子育てすることの重要性を社会に提唱することで、自殺や凶悪犯罪等の社会リスクを将来的に減らし、子の持つ能力を引き出し、結果的には日本の将来を担う優秀な人材を育てることになる」という志と仲間との支え合いがあればこそ。だから、何回も立て直して、皆でやってきたことをとても大切に思っていると宇治木さんは言う。

事業者からのメッセージ

益々ストレスフルになってきた社会を反映し、大手エステ会社からタッチのエステプログラムで社員教育し、地域貢献を図りたいと企業連携の要請がありました。お母さん達が疲れて子どもに辛くあたってしまう前にタッチでケアできます。今後、タッチの子育て支援とエステプログラムの普及を企業連携で全国展開したいと考えています。当NPOは、これからも『人の一生をライフコーチング(元気付け)』することで、広く社会に貢献します。


団体概要

団体名:特定非営利活動法人 日本タッチ・コミュニケーション協会 代表 宇治木 敏子
住 所:広島県呉市
HPアドレス http://npojatc.com/

経済産業省発行「ソーシャルビジネス55選」引用