中国地域CB/SB推進協議会

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特定非営利活動法人G−net

〜岐阜の地で、夢に向かって
挑戦するヒトを応援する〜

特定非営利活動法人G−net(岐阜県岐阜市)

企業家育成、創業・経営の支援に取り組むもの

教育・人材育成


特徴・ポイント

・ミッション達成に向けたぶれのない経営方針と事業戦略
・地域経済、行政、大学、メディア、中間支援機関等との幅広いネットワーク
・起業家精神溢れる人材(職員、協力者、学生を含む顧客)を吸引する力

事業概要

「夢に向かって挑戦するヒトを応援すること」をテーマに、金融機関や大学等と連携し、長期実践型インターンシップを中核に事業展開。女性、シニア、若者の社会起業やコミュニティビジネスを対象にした創業塾やインキュベーション施設の運営等、創業支援事業も実施。また、各種イベント、交流会を行うほか、省庁・自治体の業務受託も行っている。


ホンキ系インターンシップのビジネススキーム

思いを言葉にして、言葉を行動に変えていく人材を地域に育もう

二十歳位の頃実家に帰省し、地元岐阜の商店街を歩いた。百貨店が撤退し、空き店舗が増えた理由を近隣のおじさんたちに聞いて回るうちに腹が立ってきた。行政や他人任せにし、自分の街の話なのに全部他人のせいにしているからだ。地域活性化は人の要素が大きい。何をやるかよりそれを担う人が重要で、文句だけでなく主体的に挑戦する人を育むことこそが重要だと感じた。東京に戻り、そんな話を岐阜出身の人と話しているときに気がついた。おやじの文句をいっている自分もおやじと一緒じゃ、相当にカッコ悪い。気がついてしまったからには一歩踏み出そう、地域でもできるんだという何かをやってやろう。
しかし、「ずっとやるつもりはなかった」と秋元さんは言う。何回か自身のネットワークで著名人を呼び講演会をして、地元の学生のやる気に火をつけたら東京に帰ろうと思っていた。ところが秋元さんの取り組みが大きな新聞記事になり、地元の銀行の支店長の目に留まり、支店長をきっかけに、地域の方々が真剣に秋元さんを応援しようとしていた。半年間の講演だけで終わろうとしていた取り組みが止められない状態になった。02年から若者の地域での挑戦機会として「イベントもやろう」ということになった。行政から、まちおこし事業の事務局業務受託の話があり、それをきっかけに、地域から、NPOで人づくりをやろうと覚悟を決め、03年NPO法人化した。
当時からミッションは変わらない。「思いを言葉にし、言葉を行動に変えていく起業家的・創造的な人材の育成を通じ地域活性化に貢献する」というものだ。

挑戦する人を応援するプロデューサーとして

G−netの中核事業の長期インターンシップは04年にスタートした。「地方都市での長期実践型インターンは日本最大」と秋元さんは胸を張る。岐阜には意欲ある大学生をサポートする施策がなかった。また、岐阜には一見地味で、その実、ワクワクするような地域産業の現場があるが、こういった企業が就職戦線で日の目を見ることはない。そこに目をつけた。若者と地域の30代から40代のユニークな経営者にマッチングをしたのがインターンシッププログラムだ。学生は魅力ある社長の下に弟子入りし仕事ができ、会社としては期間限定だからこそ、経営革新や新商品開発等のテストマーケティングができる。5年間でのべ70社、100人超の長期インターンをコーディネート。そのうち、7人が地域で起業し、6人が受入企業に就業した。受入企業では16の新規事業が生まれ、地域資源活用プログラム採択事例も生まれた。地域産業の変革がインターンシップを通じて生まれたのだ。
07年からは起業したい方を支援する創業支援事業をスタートさせた。起業したい方とG−netコミュニティ(インターン生、学生、地域産業・商店街、メディア、大学教授等)を掛け合わせ、新しい事業の可能性/地域の可能性を加速させる取り組みで、インキュベーション施設「かけたす」もオープン。今後「かけたす」から生まれた起業の現場にインターン生を送り、チャレンジの生態系を育みたいたいと秋元さんは語る。
08年はミッション達成に向けて事業の集中と選択を迫られた困難と挑戦の1年だったと秋元さんは振り返る。イベント・フリーペーパー事業から撤退する一方で、インターンシップ事業では愛知県・三重県にも領域を広げチャレンジを開始。単位認定等で大学連携が進んだことは今後、事業の安定基盤となるだろう。インキュベーション施設「かけたす」の運営や東海若手起業塾等の創業支援は順調にテイクオフした。継続的にミッションを達成していくためには事業の拡大と資金調達の多様化に取組まねばならない。09年は勝負の年になると秋元さんは考えている。
お祭などのイベントをやっていたときは自分達がプレイヤーだったと秋元さんは言う。インターンシップと創業支援に事業の中心を移した今、立ち位置が変わり、プロデューサーになった。ただ、「昨日と違う今日を作るために何かをやってみようという人を応援する」という軸だけはぶらさずにやってきた。これからもそれは変わらない。


学生向けセミナーの様子

事業者からのメッセージ

18歳になったとき、夢や志を抱いた者が都会を目指す...とするのならば、地方では夢や志をあきらめなければならないのでしょうか?どんな街であってもチャレンジできる日本、社会であってほしい。政治も経済も文化も生活も全ては、よりよいものを目指し、主体的にチャレンジする担い手こそがカギだと考えます。「出る杭は打つ」のではなく、挑戦することを尊び応援するそんな「日本でもっともチャレンジにやさしい街」を目指しこれからも、取り組みを愚直に誠実に重ねてまいります。



団体概要

団体名:特定非営利活動法人 G−net 代表理事 秋元 祥治
住 所:岐阜県岐阜市
HPアドレス http://www.gifist.net

経済産業省発行「ソーシャルビジネス55選」引用