中国地域CB/SB推進協議会

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特定非営利活動法人大阪NPOセンター

〜産官学と連携しながら市民が主体の社会を作る〜

特定非営利活動法人大阪NPOセンター(大阪府大阪市)

企業家育成、創業・経営の支援に取り組むもの

その他(中間支援)


特徴・ポイント

・長期ビジョン構築力
・専門家(弁護士、税理士、会計士、社労士)集団によるマネジメント支援力
・先進性・革新性(大学院型スクール、アワードによる顕彰、“志”民ファンド)

事業概要

NPOの設立・運営についての支援事業、人材育成事業、コンサルティング・コーディネート事業、“志”民ファンド・アワードに関わる事業、各種講座・研修にかかわる事業を主な事業としている。設立当初より専門家を多く擁することより、NPOのマネジメント支援に強みを発揮してきたが、近年はNPOコンサル(経営支援)の新スタイルを構築中。

市民団体の課題解決を支援する団体として発足

大阪NPOセンターの立ち上げは96年11月。大阪青年会議所のメンバーが中心となって、市民団体の課題解決を支援する機関として発足した。当初から、「マネジメント支援」「情報シンクタンク」「ソーシャルリレーション」の3つが必要ではないかという課題認識があった。「大阪NPOセンターには当初から弁護士、税理士、会計士、社労士等の専門家がボランティアベースで数多く参加していたことが、我々の活動の特徴となった」と理事で事務局長の山田裕子さんは話す。そういう人材がいたので、まずは「マネジメント講座」「マネジメント支援」から活動をスタートさせたのだった。
最近の流れとして、営利と非営利の垣根がなくなってきた、と山田さんは言う。組織という枠組みで内と外を分けるのではなく、ある社会課題の解決という共通する目的を持っているのであれば、組織であろうと個人であろうと営利であろうと非営利であろうと仲間。産官学連携をしながら、市民が主体の社会を作っていくというのが現在の大阪NPOセンターのミッションステートメントである。




事業型NPOの育成を打ち出し、NPO経営コンサルを養成

2000年頃から、事業を通して社会提言していくNPOを養成する必要、NPO自身が収益を上げる仕組を内包する必要を感じたと山田さんは言う。大阪NPOセンターが事業型NPOを育成していくことをはっきりと打ち出したのは02年頃のことだった。NPOで活躍できるコンサルタントの育成が新たな課題となり、「認定NPOコンサルタント養成塾」をスタートさせた。当時はNPOがコンサルティングを受けるという発想も、NPOの経営という発想もなかった時代。専門家と大阪NPOセンター事務局が一緒に相談業務を行うスタイルが出来上がったのもこの時期である。今後は様々な専門家と我々が養成した認定コンサルをどのようにして一つの連携集団にするかが課題であると山田さんは言う。近年、NPOが抱える問題も多岐に渡るようになってきたため、単独の専門家でサポートすることが難しくなっている。また、ソーシャルビジネスは発展の速度がゆるいという側面があるので、応援する側も気長くプロジェクトを組んで支援する方がいい。映像のデザイナーやライターなどクリエイティブな部分の支援も含め、チームでコンサルティングするスタイルを創り上げている途中である。

先進性・革新性にチャレンジする

大阪NPOセンターは先進的、革新的な取り組みに果敢にチャレンジしてきた。
NPOグラジュエイトスクールを作り、02年7月に開講し、大学院レベルのNPO人材創りに取り組んだ。その1年後、市大等に同様な講座ができ、残念ながら4年目からは人が集まらなくなってしまったが発想は先進的であった。
また、NPOアワードにも自信を持っていると山田さんは言う。大阪NPOセンターが発足した翌年の97年から実施している。当時まだ市民活動は一般的には知られていなかったが、そういう市民活動が全国で沸々と社会を変える動きをしていることを皆さんに知らしめたい。発表を聞いていただき、企業、行政、NPOが協働し、連携していけるものを見つけてもらいたい、という思いからスタートさせたものである。当初はステータスとして捉えられていたようだ。08年はCB・CSOアワードとして大阪商工会議所と共催した。今後も顕彰のあり方として広げていきたいとのこと。

"志"民ファンドは06年に立ち上げたものだ。企業に寄付金損金算入限度額を利用した寄付を行ってもらい、プレゼン審査によって選抜されたNPOに助成する。経営コンサルティングも提供する。志を持っているのは当たり前。経営感覚を持っているか否かを審査で見極める。持っているNPOならサポートしたらすくすく伸びると山田さんは言う。
大阪NPOセンターは、時代の流れを読み、新しいNPO支援のあり方の仮説を立て、仕組み化し、実践してきた。歴史のある中間支援団体だがその精神はみずみずしさを保っているといえよう。


CB・CSOアワードおおさか授賞式

団体概要

団体名:特定非営利活動法人 大阪NPOセンター 代表理事 金井 宏実
住 所:大阪府大阪市
HPアドレス http://www.osakanpo-center.com

経済産業省発行「ソーシャルビジネス55選」引用