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特定非営利活動法人宝塚NPOセンター

〜「親切、優しく、最後まで」の徹底個別サポート〜

特定非営利活動法人宝塚NPOセンター(兵庫県宝塚市)

企業家育成、創業・経営の支援に取り組むもの

その他(NPO設立相談、起業相談)


特徴・ポイント

・理事兼事務局長の行政・福祉関係・NPO等との幅広いネットワーク
・走りながら考える行動力、スピード
・きめ細かな徹底個別支援(NPO法人設立支援時)
事業概要

人材育成講座、市民活動啓発のための講演、NPO法人設立支援や運営相談、中間支援機関の育成、協働のまちづくり、NPOネットワーク作り、若者子ども応援、コミュニティビジネスのコンサルティング、ポータルサイト「関西ええこと.mot」を通じた情報提供等、多岐に渡るビジネスを展開中。


宝塚NPOセンターの事業概要

行政まかせにしないまちづくりに取り組む市民団体を支援する

阪神淡路大震災のとき、事務局長の森さんは宝塚市の社会福祉協議会のボランティアセンターでコーディネーターをしていた。震災の4日前、引っ越した。前の家は全壊。自分が死ぬことから免れたという思いだった。「しかたがない。社会のために役立てないと」と森さんは思ったという。震災時は市民全体が困ったが、それを助ける市民団体・活動がない。当時、森さんは、初めてNPOというものを知り、そういう団体・活動は民間で作った方がいいと思った。行政が一番大変だったときに、市民があまりにも行政に頼りすぎていたことがわかったからだ。行政まかせにしないまちづくりに取り組む市民団体の活動をより効果的に支援し、NPOと行政・企業との協働関係を築いていく拠点として宝塚NPOセンターを設立する運びとなった。
日本財団の阪神・淡路コミュニティ基金8億円を3年で使うことになっていたが、その代表が、「森さんがやるならお金を出すよ」と言ってくれた。即、事業計画書を作り、900万円をいただき、初年度の経費にした。

きめ細かい個別指導で信頼獲得

立ち上げ時のメンバーは3名。事務管理面が得意な山本さんとアルバイトの方。NPOとは何かがわからなかった。アメリカではNPOは毎日のように講座をやっていると聞いたら、即、やる。講座の中身は隣のサポートセンターのカリキュラムを見せてもらったりしながら、どこもやっているような形でやった。半年実施したが効果がないと分かり中止、他の方法に変えた。
一人ずつ話を聞いてキャッチした方がいいと森さんは考えた。即相談、即起業させた。03年、市役所を辞めた方が入ってきて法人化を担当したことが転機になった。助成金の申請書も書いてあげた。きめ細かい個別指導で、「宝塚は親切」というのが口コミで増えていった。「親切、優しく、最後まで」というのが宝塚NPOセンターの売り、と森さんは言う。
この段階でお金をもらえるわけではないが、会員になってくれて、継続してくれたらペイする。その後のお付き合いが続く。


NPOツアーの様子

経営者でないと中間支援はできない

スタッフの半数は理事にしている。経営者でないと中間支援はできないというのが森さんの持論。今はいいスタッフを選べる状況にあるという。見極めているのは熱意と仕事にかける覚悟。「お金をもらったらええわ」ではなく、面白い仕事だから真剣にやってほしい。宝塚NPOセンターでは、毎年新しい事業をしている。「言ってくれないとわからない」というような人ではだめ。自分で事業を立ち上げられるかがポイントだ。「私よりできる人でないとだめ」と森さんは笑う。宝塚NPOセンターでは「これだけは絶対専門家や」というのを作るのが一番。助成金なら金森さん。人間関係なら森事務局長というように。皆一つずつのスペシャリティを持っていて、その集団がチームで仕事を持っている。「中間支援団体に必要なスペシャリティとは?」という問いに対し、あくまで宝塚NPOセンターではということだがと前置きをしたうえで、「NPO法人の法律に則った事務処理へのアドバイス」「理事会、総会決算の運営」「事業計画作成」「ネットワーク化」「リーダーとしてはスタッフの育成」等々があるとのこと。
スタッフのスキルアップが私の望みと森さんは言う。ただ、うちで伸びなければ他に行ってもらう。生きがい、やり甲斐を持ってやって欲しい。お金を取ってくれば、処分権は取ってきた人に付く。失敗して当たり前。「任せる」と森さんは言い切る。一見、放任のように見えて、森さんとスタッフの間は深い絆と信頼関係で結ばれているのだと感じられた。



団体概要

団体名:特定非営利活動法人 宝塚NPOセンター 理事兼事務局長 森 綾子
住 所:兵庫県宝塚市
HPアドレス http://www.hnpo.comsapo.net/weblog/myblog/156

経済産業省発行「ソーシャルビジネス55選」引用